TOEIC対策 模試から攻略
TOEICテストに初挑戦します!
まずは、自分の実力と課題を見つけるために模試にチャレンジしました。問題を解いて、間違っている所を確認して、勉強する方向性を決めるために、最初、本番に一番近いテスト形式の模試を受けました。
参考書はこちらを使いました。↓↓↓
こちらの参考書、解答用紙を携帯のアプリでダウンロードすることで、回答をアプリ上で行うことができます。さらに自動採点してグラフからスコア分析も行ってくれるので、強化する必要がある項目がすぐにわかります(面倒な自己採点を省略できます)。
AI英語教材アプリ『abceed』を使って回答!リスニング問題もアプリをダウンロードすれば携帯で聞くことができて、非常に便利な仕組みになっています。
アプリをダウンロードすれば、無料の問題を使って学習を進めることも可能。単語や間違った問題を保存して見直すことができます。基本使用は無料なので、参考書を買って模試を受ける前にダウンロードして、学習記録を携帯に保存しましょう。
『TOEIC L&R TEST 標準模試2』はやどかり出版株式会社が、2017年のTOEICテスト新形式に対応して出版されています。最新テストの対策として有効です。
模試が終わった後は、問題集の解説と、やどかり出版の公式Webサイトに載っている解説動画を見て、間違った箇所の確認と復習も効率良く出来ます。
模試結果 180/200 90%
第1回目の模試の結果は正解率90%でした。自分が思ったよりも正解できていて少し満足です。文法など不安な部分もありましたが、ポイントを掴んで回答すれば正解できると確信しました(後ほど解説します)。
感想と振り返り
受けてみた感想は、テスト時間が長い(2時間)。集中力を維持することが大変だと感じました。
リスニングのpart4では、ケアレスミスが2問、リーディングのpart5でもケアレスミスが1つ(マークシートの記述間違い)。真ん中の時間で完全に集中力が途切れていました。
もう一点は、200問あるので、出題のテンポが早い。参考書には、対話リスニング問題の前に問題文を読むと解きやすいとありましたが、そんな余裕はぜんぜんなかったです。初めてだからかはわかりませんが、問題文を読むよりも集中して会話を聞いている方が回答できる印象でした。
リーディング問題は自分のペースで進めることができるので、先に問題文を読むことも可能です。しかし、それよりも先に一度、アーティクル(文章)をスキミング(流し読み)してから問題文を読んで、要所を読み返して回答する方が正解率が上がると感じました(回答時間に制限があるのでスキミングスピードをあげる必要はあ。ます)。
ここから1週間は、今回の模試の復習と、『abceed』アプリを活用して学習を進めていこうと思っています。準備期間は2ヶ月!来週は新しい問題集に取り掛かれる様に、まずは受けた問題を消化して吸収します。
TOEIC新テスト 各Partの分析
2017年からテスト形式の変わったTOEICをPartに分けて分解、内容解説します。
Pat1 写真描写問題 10問→6問
写真をみながら、説明文の英語を聞いて一番正しく描写しているモノを4択から選択する問題です。
比較的難易度は低い、しっかりとリスニングレベルを上げれば、聞き取れる問題だと思います。
難しい単語を使っている文章はなかったので、一般的な単語と出題方式に慣れることで点数は取れます。ひっかけもほとんどないので、ここで得点を稼ぎたいセクションです。
Part2 応答問題 30問→25問
ここでは、まず短いダイアログ(日常会話)の問いかけを聞いてから、それに対して適切に答えているモノを3択から選びます
ここの難易度は中級です。スピーキングが得意な人ならば簡単に回答できる問題です。リスニング力だけではなく、正しい返答を選ばなければならないので、会話能力が高い人は有利です。
比較的簡単な問題で、答えはこれしかない!とわかる問題もあれば、少しひっかけがあって表現方法を理解していないと解けない問題もありました。
Part3 会話問題 30問→39問
このセクションはリスニングセクションで一番難しいと思います。
2人or3人の会話を聞いて、3問の4択問題に答えます。
誰が、どのポジションで、どの意見を主張しているのかを把握する必要があるので、高いリスニング力を必要とします。動詞と目的の聞き分けができれば対策はできます。
誰が、何をする。英語では、この部分が文頭にくることが多いので、そこをしっかり抑えて聞く。イントネーションとアクセントで、動詞にストレス(強調)を置く事が一般的なので、リスニングレベルの向上として、要所を聞き分けるトレーニングができれば点数は取れると感じました。
加えて、長い会話になると、全体を覚えておく必要がありますが、ここは頭の中で実際のシーンをイメージしながら聞く事で映像と音声の両方で記憶することができました。
最後の方の問題では、図も一緒に出てくる問題があります。そこでは、サッと図に目を通してから、あまり図に集中し過ぎずに自分で、会話しているビジョンを浮かべて聞くべきだと思います。
図に関する問題はだいたい3問中の1問だけです。図の問題になると確信できる会話があるので、図の事について話していると思った時以外は無視しておくべきです。図に囚われすぎると他の会話を記憶できないと感じました。
Part4 説明文問題 30問→30問
ここの難易度は中級です。
一人が、ずっと説明している話を聞いて、3問の4択問題に回答します。
ここでは、①誰が、②誰に、③何を求めている。ここをしっかり抑えておけば回答できます。part3と違って会話をするのは一人なので、それをしっかり聞いて理解できれば回答できます。
ここでも後半で、図が一緒に出てくる問題があります。こちらもPart3同様に、3問中の1問だけが図に関する問題なので、あまり神経質に図に集中力を使う必要はありません。
サッと目を通して、これは図の話だ!と思うまでは無視しておくのが得策です。
Part5 短文穴埋め問題 40問→30問
ここからはリーディングセクションです。Part5は入門レベルでしょう
短文のブランク部分に合う回答を4択から選びます。
基本的な語彙力と、文法の確認が必要だと感じました。単語は難しいモノは少なく、基本的な単語が多いと感じました。
文法は苦手なので、リーディングセクションではこのpart5で一番多く間違いを出してしまいました。自分の課題点です。
難しい文法を覚えるよりも、主語、動詞、名詞(目的・補語)の区別がしっかりできれば回答できると感じました。正直、名詞の中で、目的語と補語の区別をしっかりすることは自分自身もできていません。
主語があって、動詞があって、名詞はこれだと文章を分断することができれば回答できるはずです(日本語の語順には並べ替えない)。
動詞が抜けている!とか、全部あるから形容詞が入る!とか、動詞の後の名詞がないから意味が分からないから名詞!そんな感覚で回答していました。
後、日本語に訳している時間はありません!いちいち英語を日本語に訳してから回答していては、英語が話せる様にはならないです。TOEICだけだと思わずに、今後の実践英語として実力をつけるならば、英語の文章を前から順番に読んで意味を理解する必要があります。
並び替えて、日本語に置き換えていては上達しません。留学をした最初の頃にネイティブの先生に教えてもらったのが、英語を話すときは英語脳、日本語は一回忘れてっと言われました。実際その方法が一番スピーキング力が伸びると実感しています。
Part6 長文穴埋め問題 12問→16問
このリーディングセクションは中級。
長文問題を読んで、4問の4択問題に答えるセクションです。ビジネス用の単語も出題されていたので、単語力が不安な人はここの問題をたくさん解いて、単語を吸収する必要があります。
ただ、単語がしっかり理解出来ていれば、問題なしです。特に文法的な問題も少ないので対策は簡単です。時制を確認する文法はありました。
メールや、アーティクル、広告などが、現在or過去or未来のどの時点について話しているのかを把握できれば間違いを減らせるはずです。
英語では、.(ピリオド)までの間を基本的に同じ時制で文章を作ります。なので、出題されている問題と同じセンテンスの他の動詞の時制を確認することで回答できます。
そこまで難しくないセクションですが、次のセクションで時間がかかるためにここは出来るだけ早く回答して、次に余分な時間を取れる様に工夫する必要もあるなと思いました。
Part7 1つの文章/ 複数の文章問題 48問→54問
このセクションは一番難易度が高いのではないでしょうか? 多くの人が苦手そうだなと感じながら受けていました。
1つの文章と、複数の文章を読んで2~4問の4択問題が出題されます。
1つの文章はまだ余裕がありますが、文章が2つ以上になると少しややこしくなります。さらにクリティカルティンキングの問題(文章に明記されていないが、暗示されている答えを探す問題)がこのセクションにはあります。
難しい単語をしっかり理解できる能力、スキミング力があれば回答は難しくないと思います。
問題を解く前に、一度スキミングしてから、問題で問われている事を確認、もう一度しっかり読み直して、それから問題を回答してく方法を使いました。スキミングがスラリとできるならばこの方法がおすすめです(TOEFLテストの長文問題でも有効でした)。
最初に問題だけを読んで文章に突入しても、どこで何を聞かれているのか分からず、結局問題と文章も を行ったり来たりの繰り返しになってしまうと思います。
スキミングで内容を把握してから、問題を読めば、だいたいどの辺に答えっぽい文章があったのかがわかります。加えて、問題の目的を理解してもう一度狙った場所を読み直す事でクリティカルティンキングにも対応できます。
クリティカルティンキングの問題は曖昧な選択肢もあったので、正直ここで少し点数を落としても仕方がないかな、と思いました。
新テスト全体のまとめ
新テストは比較的簡単だったPart1,2,5の問題が少なくなって、難易度のあるpart3,6,7の問題が増えたそうです。
個人的には、950点を目標に学習を進めようと思っています。
集中力の持続、ケアレスミスを減らす事。単純なミスが多かったpart5の文法問題を詰めて学習しようと思っています。
初心者の方は、part3,7の難易度が高いセクションを避けて学習を進めるのがポイントだと感じました。
part3,7以外の部分を学習して、基礎的な英語力をあげてから難しい問題に挑戦していくのが上策だと思います。Part4の問題はリスニング力と語彙力の両方が鍛えられるのでおすすめです。
参考書を使って、実際の文章を見ながらリスニングして追いかければ、発音とアクセントの確認、単語の再確認ができるはずです。
TOEICから実践英会話
実際にTOEICの模試を受けて、学習をしていく中で、どの様に実践の英会話につなげれるか考えています。TOEICの学習をしながらリスニング力を高める事はかなり実践の英会話にもつながる部分はあります。
リーディングセクションでは、文法よりも、活用できる単語を覚える。問題文などには多くの使いやすい単語が出ていました。単語を覚える事も英会話上達にはつながります。
今回の使用した参考書TOEIC L&R TEST 標準模試2の前半解説では、効果的なリスニング向上の方法として下記の3つが挙げられていました。
- リッスン&リピート
(音声を聞いて、聞こえた通りに声を出す練習)
- オーバーラッピング
(音声を流して、スクリプトをみながら、同時進行で声を出して読む)
(音声を流して、スクリプトをみないで、英文の後ろについて声を出す)
リッスン&リピートとシャドーイング(スクリプトをみてもOKだと思う)は、リスニング向上とスピーキング力向上の両方につながると思うので、この方法をしながら学習をすればTOEICの点数も伸びて、英会話も上達すると感じました。
実際に、自分もシャドーイングでかなり英会話力をあげました。映画のセリフを真似して何回も発音練習したり、学校の友達の喋り方を真似してみたりしました。シャワーを浴びるときは、風呂場の反響を使って、一人二役で英語を話して自分の発音をチャックしていました(ちょっと恥ずかしいですが、一番効果があると思います)。
最後に、TOEICの得点を上げるためには、文法の再確認が必要だと思いましたが、実際の英会話でのスピーキング・リスニングを上げるためならば、そこまで必死にTOEICの文法をやらなくても良いと思いました。
900点以上を目指すなら話は変わりますが、実際に英会話ができて、ある程度の単語をしっかり理解できて入れば800点台は取れるな、と実感しています。