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NBA再開から1週間_見所満載でプレーオフが待ちきれません

 

WholeNewGame 22チームがオーランドに集結


NBA Restart “It’s a Whole New Game”

 

 NBAシーズンがようやく続行されて、1週間が経ちました。オーランドに集まった22チームはプレーオフ進出をかけて激しい戦いで観客を盛り上げてくれています。

 

今回の特別シーズンに、NBAはWholeNewGameのキャッチフレーズをつけました。完全に/全く新しいゲームという事で、新しい試みが色々と導入されています。

 

 ビジュアル観客システム、今回のNBAバブルでは召集された22チームの選手・関係者を感染から隔離するために、部外者はオーランドのディズニーに入れないようになっています。そのため試合も無観客で選手達のみが会場に入っていますが、観客席にはモニターが設置され、選ばれた観客達がオンラインで映し出されています。

 

レイカーズの試合では、ラッパーのLil Wayneがビジュアルファンとして観客席に参加して、横のファンの方とハイタッチをして盛り上がっている姿を見せてくれました。感染症で外出もままならないアメリカでも、NBAはエンターティメント性でファン達を楽しませてくれています。

 

 ユニフォームの名前の記載、アメリカで社会問題になっている人種差別、黒人コミュニティーが社会的に弱い立場にある事に対して、NBAは選手達のユニフォームの背中に記載される名前を自由に変更可能にしました。

 

選手達は、『Equality』『BlackLivesMatter』などの社会的メッセージを込めたフレーズや、実際に警察の暴行によってなくなった人々の名前を自分のジャージに載せて試合を戦っています。

 

 特別な新しいルールや企画だけではなく、もちろんプレー面でも観客を驚かせてくれるのがNBAプレーヤーです。開幕から1週間で印象に残った試合や、シーンをまとめて紹介します!

 

開幕初戦

レイカーズクリッパーズを撃破

 

  開幕初日には、ウェスタン1位vs2位の試合が行われました。同じロサンゼルスを本拠地にするレイカーズクリッパーズは、2019-20シーズンの優勝候補にあげられるチームです。事実上のウェスタンカンファレンスファイナル前哨戦とも言えるこの試合の行方は今後の両チームのモチベーションにも関わる大事な試合になりました。

 

接戦で最後まで勝敗が決まらない激戦でした。レイカーズレブロン選手が攻守に活躍、試合の最終局面でも勝利を決める得点をあげ、さらにディフェンスでも相手の攻撃をシャットダウン。結果はレイカーズが101-103でクリッパーズを下しました。


【NBA】ロサンゼルス・クリッパーズvsロサンゼルス・レイカーズ

 

八村選手大活躍

 

 八村選手が所属するワシントン・ウィザーズイースタンカンファレン9位でNBAバブルに突入しました。プレーオフに進出するには8位以内に順位をあげる必要があるためウィザーズは残りの8試合で出来るだけ多く勝つ必要があります。

 

しかしNBAバブルに突入前に、得点源のビール選手が怪我での欠場が決まり、加えてアウトサイドでシューターとしてチームのオフェンスにバラエティを与えていたベルターンス選手が離脱。オフェンスオプションが減ったウィザーズはかなり厳しい状況に立たされました。

 

そこで、チームのオフェンスの軸としてスコット・ブルックスヘッドコーチが名前をあげたのが八村選手でした。ルーキーながら重役を任された八村選手ですが、初戦のサンズ戦で大きな結果を残しました。21得点、8リバウンドの獲得でチームのエース的活躍で存在感をアピール。試合は負けてしまったが、今後八村選手の成長が楽しみになる試合内容でした。

 

 八村選手モデル Air Jordan発売

 

 試合の活躍に加えて、ジョーダンブランドと契約を交わしている八村選手がモデルになっているAir Jordanの発売も7月31日に開始されています。日本だけではなく、アメリカでも人気が高いようで、ザイオン選手が試合中に履いていました。

 

 八村選手のトレードマークにもなってきている『八』と、日本の桜、浮世絵風のデザインがかっこいい一足になっています。日本のバスケファンにとっては手に入れたいバッシュになっています。

 

ペイサーズ T.J. Warren 53得点

 

 イースタン上位で、プレーオフ進出を目指すインディアナ・ペイサーズT.J ウォーレン選手もシーズン再開後から爆発しています。インサイドの主力、サボニス選手が怪我で離脱した事でチーム力の低下が危惧されていましたが、ウォーレン選手が初戦vs76ersでキャリアハイの53得点を挙げてチームを勝利に導きました。

 

続く、第2戦・3戦でも34点・32点の活躍でチームは3連勝を達成しています。現在シーズン再開後、一番当たっている選手と言えます。フィールドゴール成功率も高く、レナード選手のようにミドルレンジからの得点力が非常に高いです。ペイサーズは、プレーオフ進出もほとんど確実なのでポストシーズンで勝ち上がるためにも、ウォーレン選手の得点に期待がかかります。

 


TJ Warren 53 pts 9 threes 3 asts vs Sixers 19/20 season Career-High

 

ファーストウィークエンドベストプレー集

 

 つぎは、シーズン続行後の、最初の週末のベストプレー集をどうぞ!

レブロン選手、ザイオン選手など、人気選手が高いパフォーマンスをいつも通り見せてくれている事に感激です。今回のベストプレーでは、比較的アシストプレーが多く、どのチームもプレーオフにむけてチームで挑む姿勢が強く感じられます。

 

 

ハーデン選手、左利き歴代通算得点1位に!

 

 NBAの得点王はシーズン再開後も存在感を見せています。2018,2019,2年連続で得点王に輝いているハーデン選手はシーズン続行後も試合平均34得点以上をキープしていてリーグ首位です。このままいけば、3年連続受賞もほとんど確実になっています。

 

8月3日のバックス戦であげた得点で、歴代NBA左利き選手の通算得点首位にも輝きました。

(詳細記事↓)

ジェームズ・ハーデン選手 左利きで歴代得点ランキング1位に! | Clutch Timez

 

 

 

ドンチッチ選手20リバウンドのトリプルダブル

 

 2019年新人王を獲得した、ルカ・ドンチッチ選手も絶好調です。8月4日のキングス戦では、ポイントガードながら20リバウンドを含むトリプルダブルを達成。

 

マーベリックスにはルカ選手だけではなく、インサイドに長身のポルジンギス選手がいるので、中・外共に要注意な選手がいる総合力のあるチームになっています。

 

プレーオフに入れば、若い選手が多いチームながら、ダークフォース的存在になるでしょう。

 

  

デビン・ブッカー クラッチ

 

 サンズのデビン・ブッカー選手も変わらず、スコアラーとしての存在感をコートで示しています。サンズはシーズン再開後、4連勝を達成していて、最も好調なチームと言えます。

 

第3戦vsクリッパーズの接戦で、試合を決定付けるクラッチシュートを決めたブッカー選手はチームのエースとしての役割を十分以上に果たしています。

 

サンズの公式Twitterも、顔写真をブッカー選手がクラッチシュートを決めた後の姿勢に変更しています。若手ながらチームを引っ張る選手になっているブッカー選手の今後の成長が楽しみです。

 

 

トレイルブレイザーズの追い上げ

カーメロがクラッチ

 

 ウェスタンカンファレンス9位からプレーオフ進出を目指すトレイルブレイザーズもチームの底力を発揮しています。途中から加入したカーメロ選手が古巣ロケッツ相手に、試合終盤で勝利を決めるクラッチシュートを沈めると、リラード選手やマッカラム選手は、彼は将来殿堂入りする選手だから大事な場面でボールを預けるのは当然だろうとコメント。

 

 年齢と能力の低下で、もうNBAでは活躍できないとメディアに言われていたカーメロ選手は、自分を放出したロケッツ戦で、これでもか!と言わんばかりの活躍を見せてくれました。

 

リラード選手、マッカラム選手の2トップに加えて、カーメロ選手が機能するチームになればブレイザーズはどのチームにとっても強敵になるでしょう。 

 

 

 

リラード選手 3P11本 ナゲッツを撃破

 

 ブレイザーズの第4戦vsナゲッツでは、カーメロ選手に続いてリラード選手が見せてくれました。チームの歴代記録に並ぶ、1試合11本の3pを沈めて45得点の活躍。3勝1敗の成績で、プレーオフ進出圏内8位のグリズリーズとわずか0.5ゲーム差まで追い上げています。

 

ブレイザーズは2019年プレーオフのカンファレンスファイナルでウォリアーズに負けている為、2020プレーオフにかける思いも強いはずです。なんとしても勝ち星を増やしたいリラード選手の闘魂がプレーにも現われています。

 

今回のシーズンでは全82試合を行えないため、再開後の8試合を終えた後に、8位と9位のチームが4ゲーム差以内ならばプレーイントーナメントが行われる予定になっています。プレーイントーナメントを優位に進めるためにもブレイザーズは8位の座を狙って戦っていくことになります。

(プレーイントーナメント詳細↓)

NBA特別ルール プレーイントーナメント(play-in tournament) | Clutch Timez

 


Damian Lillard (45 PTS, 12 AST, 11 3PT) Highlights | Trail Blazers vs. Nuggets

 

 

まとめ

 

 なんとか無事に再開されたNBA、バブル方式の採用も成功して現在隔離されている選手達やスタッフの中から感染は確認されていません。予定では、8月17日からプレーオフのファーストラウンドが開幕されます。非常に過密スケジュールにはなっていますので、選手達のコンディション調整は気にかかりますが、わずか1週間でNBAファンを驚かせるプレーが多く飛び出しました。

 

なお、バスケットボールだけではなく、NBA全体で感染・社会問題と戦っていく姿勢はファン達をより盛り上げてくれています。

 

 日本人初のプレーオフ進出の期待がかかる八村選手・渡邉選手が所属するウィザーズとグリズリーズの試合展開にも注目が集まっています。正直、プレーオフ進出を争うチームの主力として八村選手が起用されている事がすでに今までの日本バスケットボール界からは考えられないくらいすごい事です。

 

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