レイカーズ強敵に2連勝
レギュラーシーズンも終盤3月に入り、ウェスタン首位に座るロサンゼルス・レイカーズは、イースタン首位ミルウォーキー ・バックスとウェスタン2位ロサンゼルス・クリッパーズと2連戦を行いました。
イースタンの首位バックスは両カンファレンスで最初にプレーオフ進出を決め、勝率もレイカーズを上回っています。チーム力もバックスの方が少し優っている印象を受けますが、レイカーズはレブロン戦が試合に出場するだけでマイナスを打つ消す力を持っています。レブロン選手がコートにいる時間はバックスにも負けないバスケットボールを展開できるレイカーズですが、彼がベンチにいる時間帯が問題になっています。
3月7日に行われたシーズン2回目のバックス戦では、両チームの熾烈な戦いがありました。僅差で時間だけが進む緊迫した試合で、ヤニス選手対レブロン選手のエース対決はかなり白熱していました。1回目の対戦ではヤニス選手に3pシュートを多く決められ勢いで負けてしまったレイカーズでしたが、2回目の対戦では得意のインサイドが効果的に機能した事と、デイビス選手とレブロン選手の得点で勝利を手にする事が出来ました。
シーズンで1勝1敗としたカンファレンスの首位同士は、勝負の行方をプレーオフの決勝に持ち越しました。もし、次に両チームが対戦する時は2020プレーオフの決勝です。
レイカーズ vs クリッパーズ
🌟 BATTLE OF LA 🌟
— NBA (@NBA) 2020年3月8日
#1 in the West @Lakers on a 3-game win streak clash with #2 in the West @LAClippers on a 6-game win streak today at 3:30pm/et on ABC! pic.twitter.com/0Ct6phiY49
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— Los Angeles Lakers (@Lakers) 2020年3月8日
続いて3月9日には、ライバルであるロサンゼルス・クリッパーズと対戦しました。クリッパーズはシーズン序盤怪我人が多く、満足に戦えず順位をあげる事が出来ませんでした。だが、シーズン中盤から少しずつ怪我人がチームに復帰して本来にロスターで戦える様になってから順位を上げています。オールスター後にはウェスタン2位でレイカーズを追いかける展開になっています。シーズン前から評価が高かったクリッパーズは終盤にきて本調子に上げている様です。
レイカーズとクリッパーズは2019−20シーズンで3回目になる対決でした。開幕戦とクリスマスゲームで激突している両チームですが、どちらもクリッパーズがものにしています。
カンファレンスで勝ち抜きプレーオフ決勝に進むにはクリッパーズを撃破しなければいけないレイカーズ。これ以上直接対決で負ければ、苦手意識が出てプレーオフに影響が出る状況でした。
試合は両者譲らない展開でしたが前半は僅差でクリッパーズがリードして折り返しました。後半に入ってからはレイカーズがディフェンスで粘りを見せ徐々にクリッパーズのリズムを崩します。オフェンスでもレブロン選手を中心にチームでよく攻めていました。試合に最後では、レブロン選手が勝利を決めるシュートをリングに沈めクリッパーズを倒しました。
レイカーズはレブロン選手が28得点9アシスト、デイビス選手30得点8リバウンド、ブラッドリー選手はシーズンハイの24得点、スターター選手の活躍が目立ちました。特にベテランのブラッドリー選手は攻守でチームに貢献していて、アウトサイドシュートをよく決め24得点をあげました。レイカーズはこれで、ペリカンズ、76ers、バックス、クリッパーズとリーグ上位相手に4連勝になりました。
対するクリッパーズは、カワイ選手27得点、ポール・ジョージ選手31得点、ハレル選手が20得点でした。決してレイカーズにずっと押されていたわけではないクリッパーズは途中、オフェンスでリズムを掴んでいた時間帯もありレイカーズ を苦しめていました。中でも、ポール・ジョージ選手の得点力が際立っていました。怪我から復帰して徐々に動きと感覚を取り戻している様に感じるジョージ選手。プレーオフに向けて更に調子を上げてくる様ならばレイカーズにとって脅威になりそうです。
３戦目にしてやっとクリッパーズを撃破したレイカーズはプレーオフに向けてとても良い結果をこの2連戦で手にしました。クリッパーズとバックスを倒した事で、NBAファイナル優勝を成し遂げるチーム力がある事を選手達は再確認出来たのではないでしょうか？
まだプレーオフ前にレイカーズとクリッパーズは4月10日にもう一度対戦する事になります。レイカーズはウェイターズ選手、クリッパーズはノア選手を最後の戦力として補強しています。4月の試合には新戦力も投入しての最後の対決が見られる予想になります。
2019−20シーズンはロサンゼルスダービーから目が離せないです。
