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NBAシーズン続行までの日程_波乱のシーズンが再開されます

 

 

NBA2019-20シーズン再開までの日程

 

 コロナウイルスの影響で3月中旬から中断されていたNBA2019-20シーズンが7月末に戻ってきます。まだ感染症問題や全米で起こっているデモの影響で不透明な部分もありますが、ESPNが詳細の予定表を発表していました。フロリダ州オーランドにあるディズニーランドの中にある施設で、選手は試合、宿泊、トレーニングなどを全ておこなうバブル方式が採用されます(バブルとは、クラスター=団体の一つ手前であり、限られた人数の集団を隔離する事を指します)。

 

  • 7月1日 シーズン続行後にチームとしてオーランド向かう選手、スタッフ及関係者37名の名簿を各チーム提出期日
  • 7月7日 各チーム順次オーランドに到着して宿泊施設に入る
  • 7月9日〜29日 トレーニングキャンプ
  • 7月30日 リーグ再開(各チーム、残りリーグ戦8試合を行う)
  • 8月17日 プレーオフ突入
  • 9月30日 NBAファイナル初戦開催予定

 

かなりの過密スケジュールで行われる予定になっています、予定通りに進めば、シーズン再開後、53日後には8チームのみが残り、82日後にはカンファレンスの首位が決定します。さらに細かい日程と詳細については、別に運営しているサイト『Clutch Timez』で紹介しています。

 

 

 2019-20シーズンNBAでは、元コミッショナーであるデビット・スターン氏に続いて、世界的スパースターであったコービー・ブライアント氏が亡くなっています。加えて、3月からコロナウイルスの感染拡大でリーグが中断になり波乱の年になっています。

 

このままでは、終われないと奮起してリーグの再開に意欲的な選手もいれば、家族や予期せぬ事態に備えてシーズン続行に慎重な姿勢を見せる選手もいているようです。

 

エイビリー・ブラッドリー選手が欠場を表明

 

 ロサンゼルス・レイカーズのポイントガードで、NBA選手団の副リーダーを務めるエイブリー・ブラッドリー選手はシーズン再開後からの欠場を表明しました。ブラッドリー選手は、大変な状況下で、家族の健康をリスクに晒せる事はできないとコメント。3人のお子さんと奥さんのためにオーランドに向かうことを辞退したようです。

 

この決断で、ブラッドリー選手は650,000ドル(6千5百万円)年棒が減給されることになります。それでも、ブラッドリー選手は、開いた時間をコミュニティーの為に戦っていきたいと話しているようです。

 

選手団では、ブラッドリー選手とカイリー・アービング選手がリーグの再開よりもデモのためにNBAも組織として立ち上がるべきだと強く主張しています。今アメリカが抱えている人種の問題の解決に向けて、アフリカ系選手が多いNBAの行動にも注目が集まっています(デモの発端ジョージ・フロイド氏の事件詳細

 

 レイカーズはブラッドリー選手の代わりとして、レブロン選手とキャバリアーズで優勝経験のあるJ.R スミス選手の獲得に乗り出しているようです。他にもウィザーズのベルターンス選手や、トレイルブレイザーズのトレバー・アリザ選手の欠場が予想されています。2019-20シーズン再開後は、フリーエージェント枠でチームに参加する選手がプレーオフを左右する事になるかもしれません。

 

ニコラ・ヨキッチ選手がコロナウイルスに感染

 

 問題点は選手の自主的な欠場だけではありません。デンバー・ナゲッツのインサイドの要である、セルビア代表のニコラ・ヨキッチ選手が、コロナウイルスの検査で陽性反応が出た事が6月23日(現地時間)に報道されました。

 

同じセルビアのアスリートとして世界的に活躍しているテニスプレーヤーのジョコビッチ選手夫妻の感染が報道された後のことでした。ヨキッチ選手とジョコビッチは交友関係があり、6月上旬にもイベントで同席していた事実が確認されていて、感染経路だと予想されています。

 

ヨキッチ選手は現在隔離中ですが、果たしてNBA再開に間に合うかどうかは未だわかりません。間に合う予定ではあるとされていますが、回復と感染テストをパスしてオーランドにチームが向かう前に合流する必要があります。

 

かなり痩せている写真がSNS上にアップされていたので、彼の身体の変化から新しいプレースタイルが楽しみでした。早期の復帰と深刻な状況にならないことを祈るばかりです。

 

 

 ヨキッチ選手以外にも、キングスのバディー・フィールド選手やペイサーズのポイントガード、マルコム・ブログトンなどの選手の感染が確認されています。 

 

6月26日にNBAより発表された報告では、302名が検査を受けて16名の感染が確認されているようです。

 

アメリカ国内にいる選手達は、今の段階ならばまだ隔離期間2週間をおいてチームに同流してもシーズン再開には間に合います。各選手は回復とコンディションの調整を行い、7月9日から始めるトレーニングキャンプに照準を向けて準備を進めているようです。

 

前向きな選手も!!!

 

 シーズン再開に反対的な選手もいれば、レイカーズのキャプテンでリーグのキング、レブロン選手は前向きにトレーニングを始めたようです。バスケットボールをしながらでも、コミュニティーへの貢献や、人権問題への協力は可能であるとコメントしていました。

 

自粛期間にもSNSにトレーニング動画を多く挙げていたレブロン選手は、76ersの若手ポイントガード、ベン・シモンズ選手と一緒にトレーニングしている写真が更新されていました。

 

ウェスタンカンファレンス9位でプレーオフ進出の崖っぷちに立っているトレイルブレイザーズのエースで絶対的な存在感を見せる、リラード選手も着々と調整を進めながらシューティングを行っています。ロングレンジのディープ3は健在、残りのリーグ戦で巻き返しがあるのかが楽しみです。 こうしてスーパースターたちが、またバスケットボールを触っている姿を見るとやっぱり元気がもらえます。

 

 

 

ビンス・カーター選手引退表明

 

 シーズン続行に参加する22チームに、アトランタ・ホークスが入っていない為、NBAで22シーズンを戦い抜いたビンス・カーター選手が正式に引退を表明しました。43歳のベテランは、2019-20シーズン、ホークスのメンターとして若手を引っ張りチームに貢献してきました。決して各試合の出場時間が長かったわけではないですが彼がチームにいた事でチームはベテランから多くの経験を学べたはずです。

 

 

  2000年の歴史的なダンクコンテストや新人時代トロントでバスケブームを巻き起こしたビンス・カーター選手はこれからもNBAで偉大な存在として尊敬され、殿堂入り候補に挙げられる選手です。

 

 

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 リーグ再開後、彼がプレーする姿が見られないのは残念です。レジェンドのために引退セレモニーが開催されることを期待しています。

 

シーズン再開後の試合予定

 

 シーズンが再開した後の、残りリーグ戦8試合の組み合わせも発表されたので載せておきます。