タコベルスキルチャレンジ
2020NBAオールスター
2020NBAオールスターサタデーナイト、オールスターゲーム前日に行われた3つのミニゲーム、スキルチャレンジ、3Pコンテスト、ダンクコンテスト。最初に選手達によって競われたのがタコベルがスポンサーを務める、スキルチャレンジです。
ドリブルでコートを進み標的にパス、走ってコートを往復し反対のゴールにシュート後、最後は3Pを決めるコースになっていました。2人の選手によって速さを競い、勝者が勝ち上がるトーナメント方式で2020優勝者を決めました。
参加選手
- バム・アデバヨ(ヒート)
- パトリック・ビバリー(クリッパーズ)
- ジェイソン・テイタム(セルティックス)
- パスカル・シアカム(ラプターズ)
- ドマンタス・サボニス(ペイサーズ)
- クリス・ミドルトン(バックス)
- スペンサー・ディンウィディー(ネッツ)
- シャイ・ギルジアス・アレクサンダー(サンダー)
We're ONE WEEK AWAY from the #TacoBellSkills on TNT at #NBAAllStar 2020! pic.twitter.com/Qb130DKT1n
— #NBAAllStar 2021 (@NBAAllStar) 2020年2月9日
初戦を勝ち上がったのは
- バム・アデバヨ vs パスカル・シアカム
- クリス・ミドルトン vs ドマンタス・サボニス
これまでパスやドリブル、3Pシュートがある事でポイントガードやアウトサイドの選手がスキルチャレンジで優勝する事が多かったですが、2020はインサイドの選手が多く勝ち残りました。近年はインサイドの選手でもパスやシュートと万能型の選手が増えた事が伺えます。
決勝にはビッグマン2人、バム・アデバヨ選手とサボニス選手が勝ち残りました。
決勝はハイライトでお楽しみください↓↓↓
2020 Taco Bell Skills Challenge Full Highlights | 2020 NBA All-Star Weekend
マイアミ・ヒート バム・アデバヨ 2020MIP候補
🔥 @Bam1of1 of the @MiamiHEAT takes home the 2020 #TacoBellSkills title! #NBAAllStar #HEATTwitter pic.twitter.com/TW8qXopCil
— #NBAAllStar 2021 (@NBAAllStar) 2020年2月16日
スキルチャレンジで優勝したバム・アデバヨ選手と所属チーム、マイアミ・ヒートにについて紹介していきます。イースタン上位に位置し、好調なシーズンで勝ち星を増やしているマイアミ・ヒート。2月16日に開催されるNBAオールスターにも主力の2人、バム・アデバヨ選手とジミー・バトラー選手が選ばれました。
バム・アデバヨ選手(No.13)は身長208cmで俊敏に動けるプレーヤーで、アウトサイドのシュートはないがオールラウンドなインサイド選手。2017年にドラフト14位でマイアミ・ヒートに入団して以降目立った活躍はなかったが2019−20シーズンに入り他のチームにマークされる選手に成長を見せ、インサイドで良い働きをしています。
2018ー19シーズンでは82試合のレギュラーシーズン全ての試合に出場するも8.9得点、7.3リバウンドでした。2019-20シーズンでは、15.8得点、10.4リバウンドまでスタッツ を伸ばしています(2020.2/17現在)。試合平均でダブルダブルの活躍に加えて、スタッツには表れませんがディフェンスでもチームのインサイドをよく守り、相手チームのセンターに仕事をさせないディフェンスができています。初のオールスター選出にもなり2020年MIP(Most Improved Player 最も成長した選手)に選ばれる可能性もあります。
イドリス・アデバヨが本名ですが、NBAリーグ登録名は愛称で呼ばれている『バム』になっています。1997年ニュージャージー出身のアデバヨ選手はケンタッキー大学出身で体格に恵まれたインサイドプレーヤーです。リーグ3年目になる2019−20シーズンまでのキャリアスタッツを見ていきましょう。
2017
出場試合:69試合
出場時間:19.8分
得点:6.9
リバウンド:5.5
アシスト:1.5
FG%:51.2%
FT%:72.1%
2018
出場試合:82試合
出場時間:23.3分
得点:8.9
リバウンド:7.3
アシスト:2.2
FG%:57.6%
FT%:73.5%
2020年才能とポテンシャルが開花
(ホークス戦 28得点、19リバウンド ハイライト)
2017年にNBAデビュー後から少しずつ出場時間を伸ばし得点も伸ばしていますが、2019−20シーズンの成長には目を引く部分があります。シーズン開幕からすべての試合に約35分出場しヒートのインサイドを支えています。スタッツは上記で紹介した様に、平均ダブルダブルでこれまでのシーズンに比べても飛び抜けた活躍を見せています。
アデバヨ選手は、純粋なインサイドタイプの選手でペイント内でしっかり自分の仕事を果たしています。近年のバスケットボールではセンターでも3Pを放ったり、ヨキッチ選手(ナゲッツ)の様にパスが多彩でアウトサイドの選手の働きができる選手も多くなっています。
対してアデバヨ選手は従来のセンターに求められる力強いリバウンドとペイント内での得点能力が高い選手です。さらにアデバヨ選手の持ち味はスピードだと感じます。他のインサイドの選手が対応出来ないほどの俊敏なステップと加速力があるのでカットインやP&Rからのアリウープで得点する場面が良く見られます。アデバヨ選手のプレーは、ジャーメン・オニール選手や、スターダマイヤー選手などのレジェンドセンターを思い出させます。
インサイドで堅実にプレーできるアデバヨ選手は、チームにとっても重要な存在で今後ヒートが勝ち上がっていく上で必要不可欠な選手になります。スピードがある選手だけにリーグで経験を積んでいけばブロックも伸びてくる事が予想されるのでリムプロテクターとしても他のチームから警戒されるプレーヤーにどんどん成長しています。
2019−20シーズン、スタッツをダブルダブルに上げている事とチームがプレーオフ進出圏に順位している事に大きく貢献していることが最も成長した選手(MIP)に選ばれる要素になります。アデバヨ選手のMIP受賞とマイアミ・ヒートのプレーオフでの活躍には今後も期待がかかります。
(その他、MIP候補、イングラム選手+ブラウン選手)