ホテルマンとして働き始めたのは、留学から帰ってきて仕事を探している間でした。とりあえず、仕事をしながら就職先を探そうと英語を使える場所で、ホテルのフロントを選びアルバイトを始めたのがきっかけです。
新しくできた、大阪の中心地、心斎橋のホテルに立ち上げスタッフとして勤務を始めました。周りのスタッフと共に作り上げていく仕事は非常にやりがいがあり、特に、外国人観光客に対するサービスの提供をメインに担当していたので、日本の文化やオススメの観光地を紹介できる仕事で、楽しくガイド作成や案内掲示に携わりました。
立ち上がったばっかりのホテルだったので従業員みんなで意見を出し合いながら、お客様に満足できる宿泊ができるように試行錯誤が毎日行われました。仕事を通して自分の住む街を改めて見直すと、意外と知らない事や新しい発見もあり自分のスキルアップにも繋がった仕事ができたと思います。
実際にフロントでお客様と接する事も楽しかったです。サービスを提供することで”ありがとう”、”Thank you”、”シェイシェイ”と色々な言語でお客様に感謝の気持ちを言っていただける時は、働いていてよかったと感じます。気さくに旅の感想や、大阪での思い出を話してくださる方もいて、フロントでは充実した時間を過ごすことができました。
ホテルで働いていて一番大変だと感じる時は、やはりクレームの対応です。様々なトラブルで不快な経験をさせてしまったお客様にもう一度滞在を楽しんでもらうのは大変な事です。皆それぞれの習慣や考えがあって、一人一人に満足してもらうには配慮が難しかったです。無理な要求や、お願いをされた時でも『おもてなし』の精神を忘れずにと、自分に言い聞かせてできることはしようと努力はしました。それでも満足していただけない時や、不快なまま帰られる方もいられたと思います。働きながらもっと経験を積んで日本人にしかできないサービスを提供できるように出来ればいいと思っています。
多くの有意義な時間を過ごすことが出来たので、結果今でも最初に採用していただいてホテルで働かせてもらっています。仕事とは別にブログを更新したり、コーディングを学びWebサイト作成を自分で手掛けながら少しずつスキルアップを目指して頑張っています。いつかは観光業で独立して、訪日客に独自のサービスを提供できるような会社を作りたいと思っています。
今はコロナウイルスの影響で海外からの旅行客もなく、厳しい時期です。それでも日本の文化や環境は素晴らしいと胸を張って言えます。この感染症による混乱が過ぎれば、また多くの方が日本を訪れてくれる事を願っています。
『仕事の思い出』というお題で記事を書きました。自分にとっての仕事は、好きなことに夢中で携われることが一番大事だと思っています。ホテルでの仕事の思い出は、いい思い出と悪い思い出がありますが、自分の好きな仕事なので次の日もまた頑張ろうと思えます。まさに『日々是新』、松下幸之助氏がいうように毎日を新しい気持ちで挑戦できる自分にあった仕事だと思っています。
興味あることや勉強してみたい事などもたくさんあるので、これからも能力を上げながら楽しく仕事していける環境を整えれるようにかんばっていきたいます。
最近見た『ホテルマン』になりたくなる映画のおすすめを載しておきます。日本の文化を海外の方に紹介できる仕事です。転職や、就職を考えている方はよかったら候補として説明会や転職案内で話を聞いてみてください。
『マスカレードホテル』
転職nendo×はてなブログ 特別お題キャンペーン ＃しごとの思い出
