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NBAプレーヤー デリック・ローズ 怪我からの感動の復活劇

 

 

ユタ・ジャズ戦で怪我からのの復活劇と見せたデリック・ローズ

 

 2018−19シーズン、自身のキャリアハイ1試合50得点ミネソタ・ティンバーウルブズユタ・ジャズ戦で記録したデリック・ローズ選手。1試合40得点以上を記録したのは、2011年シーズン以来になり、本人にとって感動的な試合でブザーの後には涙も見せていました。

 

ローズ選手は度重なるケガで周囲のスポーツキャスターには、もう復帰は厳しいとコメントされたり、チームのトレード枠に選ばれ、様々なチームを転々とした時期もありました。しかし、この試合でキャリアハイの得点を記録して、自身の存在感をファンやチームメイトに証明しました。

 

試合後チームメイトにハグされ祝福された時には感極まり、涙まで流していました。彼にしかわからない厳しい戦いがあって、多くの苦難を乗り越えてきた末の復活劇

 

まずはハイライトをどうぞ!


Derrick Rose Career-High 50 Points vs Utah Jazz - Full Vintage D-Rose Highlights 31/10/2018

 

 

 インタビューでは『I worked my ass hard』(必死に練習してきたよ)と回答していました。怪我からの復帰が大変困難だった事が感じられます。一時は引退も考えたとの報道もあったくらいですが、ローズ選手は自分の息子が試合前のコートで楽しんで練習するチャンスを奪いたくないとリハビリに奮起しNBAにカムバックしています!

 

キャスターからは、ウルブズでもセカンドチームとして出場する事が多いですがそれについてコメントを求められると『自分の役割はわかっていて、その事についてチームメイトともしっかり話している』とコメントも残していました。

 

しかし、決してセカンドチームとして出場する選手ではないはず!彼のキャリアを考えてもチームのスターターとして活躍できるレベルです。調子の悪さや怪我の不安からセカンドチームとして起用されていましたが、そんな中でも自分の役割とチームの為に徹してきたデリック・ローズ選手にやっとスポットライトが戻ってきたと言える試合でした。

 

 

 

 

期待を一身に背負ったデリック・ローズのルーキー時代

 

 NBAプレーヤーたちは夢の舞台で華麗なプレーを見せ、観客を沸かせています。しかしその裏では、オフシーズンの過酷なトレーニングやプレッシャーとも戦っています。人間離れした身体能力を持つNBAプレーヤー達の中で怪我を負い、長期間苦しむ選手も多くいて、期待されていたルーキーが怪我で選手生命を棒に振ることもあります。

 

そんな中、怪我のため長期離脱から感動の復帰を果たしたのが、デリック・ローズ選手です!デリック・ローズ選手の怪我から復帰までを振り返るとユタ・ジャズ戦で50得点と彼の涙の真相がわかります。

 

 2008年ドラフト1位でシカゴ・ブルズに入団したデリック・ローズ選手は周りの期待を一身に背負ったルーキーでした。爆発的な身体能力とオフェンス力でポイントガードには珍しく得点を量産できるプレーヤーでした。メンフィス大学時のNCAA(全米バスケットボールリーグ)決勝トーナメントでは試合平均20.8得点6アシストを記録してチームを準優勝まで導いています。

 

後にアーリーエントリーで1年生ながらNBAドラフトに参加する事を表明し、シカゴ・ブルズに入団します。ブルズに入団後もその勢いは衰える事なく周りの期待に答え、1年目でNBAルーキー・オブ・ザイヤー(年間最優秀ルーキー、新人王)に選出されます。

 

 

次世代のPG(ポイントガード)として注目されました。今までにはない、スコアラーとしても機能できるPGは珍しく、試合を組み立てパスで流れを作る従来のPGとは違った活躍を見せてくれました。デリック・ローズ選手はNBAでも高い評価を得て、2010年にはアメリカ代表としてトルコでの世界大会で金メダル、2011年シーズンにはMVP(NBA年間最優秀選手賞)を勝ち取ります!

 

デリック・ローズ選手がMVPを獲得して、NBAで最前線を駆け抜けた時のハイライト動画

 


Derrick Rose - The MVP - The Best Plays of 2010-2011

 

 

 

 

怪我とコメント、周りの評価に苦しんだデリック・ローズ

 

 悲劇は2012年のプレーオフに起こりました。シクサーズ戦で前十字靭帯を損傷したデリック・ローズ選手は、2012−2013年シーズンを手術のために丸々欠場。その翌シーズンは足首をさらに怪我してしまい、わずか10試合にしか出場できませんでした、、、、

 

その結果、周りからは『彼のプレースタイルは身体に負担が大きすぎる』『NBAではもう活躍できない』などとコメントされて苦しい環境に置かれます。

 

厳しいリハビリの後、復帰を遂げましたが、NYニックス、クリーブランド・キャバリアーズユタ・ジャズ、ティンバー・ウルブズとチームを転々とします。チームのスターターに定着する事が出来ず、自分のプレーも出来ないシーズンが続きました。

 

 オフコートでも2016年にデリック・ローズ選手と彼の友人達がローズ選手の元彼女をレイプしたとして女性に告訴されます。裁判所の結果では責任を問われず無罪の判決でしたが、メディアから強く叩かれたローズ選手は心身ともに疲れプレーに集中できなかったと思います。

 

そんな中で、少しずつ怪我からの回復も進み、自身のプレースタイルを取り戻しつつあったローズ選手は、2018−19シーズンのユタ・ジャズ戦でやっと自分の満足できるプレーが出来たのではないでしょうか。その上にチームメイトからの祝福を一心の受けたローズ選手は、涙を堪えられなかったのだと感じました。まさに男泣きの瞬間

 

ここまで、すべてを理解の上でもう一度試合最後の瞬間を見ていただければ皆さんも感極まる会場の雰囲気が感じられるのではないでしょうか。

 

チーム、サポーター、選手が一団となっているNBAリーグ

日本のBリーグNBAの様に盛り上がっていってほしいです。

 

 

(パラス)No1art デリックローズTシャツ No1art (L)

(パラス)No1art デリックローズTシャツ No1art (L)

 

 

 

2019−2020シーズンはピストンズで快進撃を期待できる!?

 

 そんな感動のキャリアハイ得点を記録したデリック・ローズ選手は2019−20シーズンをデトロイト・ピストンズで迎える事になりました。彼の復活劇はここから始まるのだと、感じさせてくれる2019プレシーズンで、持ち前のスピードと得点能力を見せてくれました。

 

ピストンズには、ブレイク・グリフィン選手とアンドレ・デュラモンド選手、二人の強力なインサイドと万能で経験豊富なフォワード、ジョー・ジョンソン選手がロスターに入っているので、ローズ選手がチームとうまく合流できればプレーオフ進出は問題ないと思われます。

 

課題になるのはローズ選手のゲームメイクになります。得点では高いセンスを持つローズですがアシスト面がいつも問題に挙げられます。年齢も31歳になり昨シーズンは、周りを見てパスメイクでのオフェンスエントリーも多くなっているので、2019-20シーズンではアシストが伸びれば、更にユーティリティーの効いたPGに進化していくと確信しています。

 

今シーズンはデリック・ローズの快進撃に注目です。

 

シーズン中盤でチームを引っ張るベテランの存在感を見せる 

 

 ここでは、2019−20シーズンのローズ選手のプレースタイルに注目していきたいです。大きな怪我があったこともあり、以前の様な豪快なダンクや爆発的な身体能力で驚かされるプレーは少なくなりましたが、アウトサイドからの1on1でのオフェンス力はリーグトップクラスです。

 

外からのドライブで相手のディフェンスを崩してからのパスアウトや味方選手を活かしたプレーも増えてきたので、ベテランPGとして新しいプレースタイルに磨きをかけているようです。第4Qの終盤では、勝負強さをみせる、クラッチシュートでの大逆転劇も見せてくれた試合がありました。安定した活躍に期待がかかるローズ選手の2019-20-Bestプレー集を見てみましょう。


Derrick Rose BEST Highlights of 2019-20 Season - MVP DROSE!

 

 

 ピストンズは2019-20シーズン中盤、ブレイク・グリフィン選手の怪我やアンドレ・ドラモンド選手のトレードで主力のインサイド陣が総崩れしてしまいました。若手を多く起用しているピストンズは次のシーズンに向けてすでに照準を合わせているようです。

 

イースタンカンファレンスで13位と低迷していますが、ローズ選手を中心とした新チームが次のシーズン期待できるのではないでしょうか。グリフィン選手の手術が成功すれば2020−21シーズンからチームに合流できるようなので楽しみなチームではあります。

 

 

 

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