ニューオリンズ ペリカンズ
ブランドン・イングラム
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— New Orleans Pelicans (@PelicansNBA) 2020年1月9日
2019年オフシーズンにレイカーズからペリカンズに移籍後、新天地で圧巻のパフォーマンスを見せているブランドン・イングラム選手。身長が高くウィングスパンも長い事とプレースタイルから、NBAのスーパースター選手であるケビン・デュラント選手と比べられるイングラム選手は徐々にその才能とスキルの高さを見せ始めています。
シーズン開幕後から注目しており、キャリアハイ40得点を記録した時にプレースタイルとチームでのロールを記事にしてます。
経歴
イングラム選手は名門デューク大学の出身です。 デューク大学の監督マイク・シャシェフスキーはコーチKの呼び名で親しまれ、名将としてアメリカ代表の監督も務めていました。彼の教え子でデューク大からNBAに進出した選手は多く、有名な選手ではカイリー・アービング、J.J.レディック、セス・カリー、ロドニー・フッドなどが挙げられます。
イングラム選手もコーチKの元でプレーしており、大学1年生の時にACC(アトランティックコーストカンファレンス)新人王にノミネートされています。 大学での活躍が注目された事でNBAドラフトにアーリーエントリーを表明したイングラム選手は2016年ドラフト2位指名を受けます(当時18歳)。
2016年NBAドラフト
NBA キャリア
イングラム選手が加入した最初の年、レイカーズはスパースター コービー・ブライアント選手が引退したばかりで、なかなか勝利できず苦しみます。 イングラム選手もNBAの強力なディフェンスと体の強さに苦しみ思う様に得点が取れないシーズンになりました。
2016−2017シーズン スタッツ
- 出場試合:79
- 出場時間:28.8分
- 得点:9.4
- リバウンド:4.0
- アシスト:2.1
- スティール:0.6
- ブロック:0.4
- FG%:40.2%
- 3P%:29.4%
- FT%:62.1%
2017−2018シーズン スタッツ
- 出場試合:59
- 出場時間:33.5分
- 得点:16.1
- リバウンド:5.3
- アシスト:3.9
- スティール:0.8
- ブロック:0.7
- FG%:47.0%
- 3P%:39.0%
- FT%:68.1%
2018−2019シーズン スタッツ
- 出場試合:52
- 出場時間:33.8分
- 得点:18.3
- リバウンド:5.1
- アシスト:3.0
- スティール:0.5
- ブロック:0.6
- FG%:49.7%
- 3P%:33.0%
- FT%:67.5%
2019−2020年シーズン
Brandon Ingram BEST Highlights From 2019-20 Season Part 1 | CLIP SESSION
2019年オフにイングラム選手はロンゾ・ボール選手、ジョシュ・ハート選手と共にトレードでペリカンズに移籍することが決まります。2018年にレブロン・ジェームズ選手が加入したレイカーズでのイングラム選手は得点は伸びているが、オフェンスオプションとしては2番目、3番目の役回りだったのでペリカンズに移籍してメインのロールで試合に出場できる事がイングラム選手にとっても良い変化になったと感じます。
新天地ペリカンズではチームの得点源としてオフェンスの軸になる事が多いイングラム選手は34試合に出場し25.3得点、6.9リバウンド、4.1アシストを記録(1月9日現在)。
得点も平均20以上に達し、NBAでトップクラスの活躍を見せています。身長があるだけにリバウンドがもう少し伸びればMIP最有力候補になってくるでしょう。しかし、イングラム選手は2019−2020シーズン膝の痛みに悩まされている様で、怪我人リストに挙げられ試合を欠場する事も増えてきました。調子が良いだけに怪我の影響で試合に出られない事が増えるのは非常に残念です。
現在はday-to-dayの更新で、膝の痛みがあまり感じられないときは試合に出場している様ですが、今後シーズン後半にかけてタフな試合が多くなる中で大きな怪我に繋がらないことを願っています。
ペリカンズはウェスタンカンファレンス14位に位置しており、チームの高い得点力とは裏腹になかなか勝利が続かずリーグの下位に低迷しています。2019年ドラフト1位指名で獲得したザイオン選手も怪我の影響で離脱していますが、2月上旬に復帰予定のザイオン選手が加入後はチーム力も上がり巻き返しがあると予想されます。
得点だけではなく、チームを勝利に導く事ができればイングラム選手のMIP獲得も固くなってくるでしょう。