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『Shoe Dog』シュードッグ 感想とレビューまとめ ナイキの創設からの歴史

 

 [目次]

SHOE DOG(シュードッグ)

 

ナイキ 創業者フィル・ナイト

 

 Shoe Dog(シュードッグ)はナイキ創業者であるフィル・ナイトの自伝で、ナイキの歴史を教えてくれる1冊になっています。

 

2000年代のナイキは大手スポーツ用品メーカーとして、全世界に多くのファンを持つファッションメーカーになっています。

 

プロフェッショナルスポーツ選手とも多く契約しており、独自のモデルとデザイン性で顧客を惹きつけているブランドです。バスケットボール、サッカー、ランニングなど靴をメインとした製品から服やカバンまで幅広くスポーツ用品を揃えています。

 

  • ここまで大きな会社がどの様にできたのでしょう?
  • 創業者のフィル・ナイトとはどんな人物?
  • 成功を収めた秘訣は何?
  • 独特のデザインや斬新なイメージはどこから? 

 

 様々な質問の答えを見つけられるのが『Shoe Dog』です。2018年頃にアメリカで見つけNew York Timeのベストセラーにも選ばれたと聞き、手に取り読み始めると、フィル・ナイトの人生感やチャンレンジ精神にのめりこみ、どんどん読めました。

 

ビジネス書部門でベストセラーに選ばれた1冊ですが、ファッション業界やスポーツ業界に興味がある人にもお勧めできる著書になっています。

 

NBA,NFL,MLB,NHLアメリカ4大スポーツリーグの至る所にナイキブランドが見られ、2020年からはメジャーリーグの全チームのユニフォームを作ることも決まっています。4大リーグの公式アパレルを務めることにもなりました。

 

今、Nikeが世界でどれほど大きな企業になったかは知名度と契約数で証明されています。

 

ナイキの創業の歴史

 

 アメリカを代表するスポーツアパレル Nikeは1964年に50ドルで、アメリカに海外の靴を仕入れる小さな会社から始まりました。

 

オレゴンの小さな町から始まったNikeが全米を代表するアパレルカンパニーになるまでのストーリーは、ほかの企業にない独特なモノがあります。

 

その独特の成功ストーリーは、冒険心の大きいフィル・ナイトに大きく関わっていると思います。

 

ここからは、少しネタバレにもなりますが、簡単に『Shoe Dog』の内容を紹介します。

 

 

 

『Blue Ribbonブルーリボン

 

 Nikeの前身である会社が『Blue Ribbonです。フィル・ナイトは父から50ドルを借り、良質なランニングシューズを仕入れる会社を設立しました。

 

良質な靴をどこの会社から仕入れたのかと言うと、、、、、

なんと、、、、!

日本のOnitsuka Tigar『オニツカ タイガー』からです!

 

大学時代までトラックランナー(陸上の選手)として走っていたフィル・ナイトはオニツカ タイガーのシューズの性能の高さに惚れ、この靴をアメリカ全土で販売したいと望み日本から直接仕入れをする会社を立ち上げました。

 

実際にフィル・ナイトは日本の神戸に自分で足を運んで、オニツカタイガーの本社に自ら乗り込み、契約を獲得しています。

 

オニツカタイガーの靴を売ることから始まったBlue Ribbonという小さな会社を、アメリカを代表アパレルに成長させたのは、まさに創設者フィル・ナイトです。経営が厳しくなる場面もあれば、会社が負債を抱え過ぎて倒産寸前になったり、貿易の関税で政府と対立するなど幾度の危機を迎えますがフィル・ナイトと創業メンバーは、行動する事とブランドに対する熱い愛情で乗り越えていきます(詳細はShoe Dogに載ってます)。

 

 

 

フィル・ナイトの壮絶な人生の旅

 

 Nikeの創業者 フィル・ナイトはオレゴン大学出身で、その後アメリカの軍隊にも従属、約7年を軍隊で生活しました。軍隊からオレゴンに戻った後はスタンフォードのビジネス大学に通い卒業後、CPA(米国公認会計士)として安定のキャリアを歩みまじめます。

 

だが、安定したキャリアとは裏腹にフィル・ナイトは大学時代、講義で考えた靴を売るプロジェクトを実行したいとずっと考えていました。そんな中で、フィル・ナイトは人生は一回であると感じ、やりたい事を実践していこうと決意します。

 

 そこで彼が最初に実行したのが世界周回旅行です。友人と企画し、仕事を辞職してからフィル・ナイトは世界の国々を回る旅に出発します。

 

旅は開始直後から思わね展開が待ち受けていました。唯一同行していた友人が途中で離脱する事を決め、その後フィル・ナイトは一人で世界周回に出かけていきます。

 

彼はヨーロッパやアジアと旅していく中で日本に到着し、オニツカ タイガーの靴を見てまた大学時代のプロジェクトが頭をよぎったのです。

 

いても経ってもいられなかったフィル・ナイトはアメリカに帰った後、父に相談し自分の夢を叶えるために出資して欲しいと頼み50ドルをもらい自分の事業を始めていきます。

 

 ちなみにNikeの名前の由来についてフィル・ナイトはギリシャを訪れたときに勝利の女神を見てその名前から取ったと語っています。そのほかにも、世界周回の旅から得られたものは非常に多い様です。Shoe Dogの序盤も旅をしている時の話がメインでした。そこからもらったインスピレーションや出来事について書かれています。

 

ほかにもナイキのロゴ作成の裏側や、強力なライバル会社との戦いなど、興味深い話が詰まっていて、ボリュームのある一冊になっています。

 

Nike 契約選手

 

 Nikeは初め、ランニングシューズをメインに販売する会社として創業されました。70年代では、陸上の選手との契約を勝ち取るために動き回っていました。Nikeの靴を履いた選手がオリンピックに出場してメダルを獲得した事で、少しずつアメリカでNikeの認知度が高くなっていきます。

 

その後は、バスケットボール界の神様マイケル・ジョーダン選手と契約したり、サッカー界ではロナウジーニョ選手、ゴルフではタイガー・ウッズ選手など、多くの有名アスリートと契約を交わしていきます。

 

1流プレーヤーに満足してもらえる商品を提供する事で、一般の人々にも高い性能とブランド力をアピールしました。Nikeの人気はどんどん上がっていきます。

 

 特にバスケットボール界ではかなり高い評価を得ていると感じます。バスケットボールプレーヤーならば一度は必ずNikeの靴を欲しくなったことがあるはずです。NBAでは多くの選手が愛用し、選手独自のオリジナルデザインも多く作成されています。

 

 

 

バスケットボールシューズ Nikeと契約しているNBA選手

 

 まだたくさんの選手がいてますが、有名なスタープレーヤーと注目選手をリストさせていただきました。ここまで大きくなったNikeの契約術や成長過程も全てShoe Dogに詰まっています!

 

 

 

感想・レビュー

 

 Amazonや各サイトで『Shoe Dog』(シュードッグ)を読んだ方のレビューを紹介していきます。

  • ”自分の信念に向かって生きているのがよく、お勧め” 
  • "登場する人物の靴に対する半端ない情熱を感じてかっこいいと思った”
  • "そこまで書くかというぐらいの正直な創業期”
  • Nikeの裏にある壮絶なジェットコースターの様な創業者の人生に引き込まれた”
  • ”創業者がいかに大変かリアルにわかる名書"
  • ”20代のうちに是非とも読んでおくべき本"
  • ”フィル・ナイトの小ぶりな大物性の惚れた”

 

  ビジネス書としてNew York Timesのベストセラーに選ばれた著書ですが、小説や物語としても読み応えのある一冊になっています。

 

事業家だけでなくファッションやスポーツ関係の仕事に興味がある方にはお勧めできる本です。

 

ナイキ、スニーカー好きなら是非読んで、Nikeがここまで大きくなった過程を知ってほしいです。

 

SHOE DOG(シュードッグ)

SHOE DOG(シュードッグ)