グリフィン離脱
2019−2020シーズン復帰は絶望的
6度もNBAオールスターに選出された強靭な肉体と高い身体能力から強烈なダンクシュートでNBAを盛り上げていたグリフィン選手。2018年にロサンゼルス・クリッパーズからデトロイト・ピストンズに移籍したブレイク・グリフィン選手は膝の怪我から2019年オフシーズンに膝の手術を行ないます。手術は成功したがその後のパフォーマンスが明らかに落ちてしまいました。
オフの手術後、2019-2020年レギュラーシーズンを10試合ほど欠場後ピストンズに合流し、試合をこなしていましたがプレーには以前の様な迫力はなく手術の影響が気になっていました。チームも14勝26敗でイースタン11位とOP(プレーオフ)進出圏外に低迷しています。
そんな中、1月上旬に怪我の診断の為に専門医を訪れたグリフィン選手はリハビリの必要性を示唆されチームからの離脱を余儀なくされます。リハビリの期間や復帰は未定で2019−2020シーズン内にチームに戻ってくることは絶望的とされています。インサイドでのプレーをメインに行うグリフィン選手にとって膝の痛みは致命的で、膝を庇いながらではリーグトップクラスのプレーヤー達と戦っていけないと判断した上での決断だと感じます。
30歳になるグリフィン選手にとって今後のキャリアを左右する怪我であったといえ、大きな手術後の復帰で万全ではないと本人が判断したならば、しっかりとリハビリを行うことが大切でしょう。次のシーズンからまたNBAで彼の豪快なダンクが見られることを楽しみにしましょう。
ブレイク・グリフィン ダンクコンテスト
2009年ドラフト1位でロサンゼルス・クリッパーズに指名されNBA入りしたグリフィン選手は2011年には新人王にも選ばれました。2011年のスラムダンクコンテストでも優勝し、スポンサーであるKiaの車を飛び越してダンクを決めた瞬間が有名です。
(2011年ダンクコンテスト グリフィン)
Blake Griffin - 2011 NBA Slam Dunk Contest (Champion)
グリフィン選手が加入した当時にクリパーズはクリス・ポール選手や、ロー・ウィリアムス選手、ポール・ピアース選手が在籍しリーグでも屈指の強さを誇るチームでした。
特にクリス・ポール選手とグリフィン選手のコンビは凄まじく、ポール選手からグリフィン選手へのアリウープは観客を惹きつけました。残念ながらクリパーズではNBA優勝を手にできなかったグリフィン選手ですが、ピストンズでの今後の活躍に期待したいと思います。
(クリッパーズ時代ベストダンクTop10)
Top 10 Career Dunks: Blake Griffin